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自動結束機(紐掛機)詳細

自動結束機とは?
紐を結ぶことにより対象物(製品)を固定する機械のこと。
紐掛機とも呼ばれる。

一般的に自動結束機とは「足踏み式」を指し、単品で使用され、人が対象物をセットして、機械的に足踏みして始めて結束動作を行う。

自動結束機の最大の特徴は、資材として紐を使用し、末端を片結びするところ。
溶着ではなく、機械的に結び目を作る。




実際に紐を結ぶため、解くことができるが、現場ではナイフ等で切断することがほとんど。

結束対象物は非常に多く、対象物に応じて機種を選定することもある。

結束機には、4つの基本的な結束法があり、希望により、いずれの方法にも適するよう製作が可能。

「結束機」という機械はは、PPバンド結束機(梱包機)もあるが、機械としては全く別物で、各々特徴があり、用途に応じて選定する。

数十年前より原型に変化はなく、機械仕掛けで稼働するため、制御が不要な反面、調整が非常に難しい機械。
機 種
特殊な機種を除くと、対象物の大きさで機種選定する。
注意しなければならないのは、「大型機」の場合、小さな対象物は結束できないこと。

「全自動機」という機種もあるが、ライン対応で別物と考えた方が良い。
自動結束機とは、一般的には「足踏み式」と考えて良い。
結束紐と部品の関係
使用する紐の種類(紐幅)によって部品が異なるので、結束機購入の際は、使用紐を明確にする。
使用可能な紐は、28㎜幅、50㎜幅、より紐、最近では35㎜幅の需要が多く、これにも対応している。

因みに、紐により異なる部品は、クチバシ、ストリッパ、ナイフ台。
結束対象物
折りたたみダンボール、ダンボールシート
繊維製品、書籍・新聞、花卉、食品小物
結束範囲
結束範囲図 参照
特 徴
モーター1台で全ての動作を行うが、シーケンサーなどの制御機器はなく、 「からくり人形」のようにカムを多用して結束動作を行うように作られている。
 
調整箇所が多く、僅かのバランスの狂いによりトラブルになることがあるので、多少扱いにくい部分もある。
(部品ごとの動きは、「足踏み結束機解体新書」のページが参考になります)


機械仕掛けで稼働するだけに注油は欠かせない。

制御機器がないため、トラブルのほとんどは機械的なトラブルと言えるが、モーター1台で全ての動作を行っているため、トラブルは比較的多く、また、修理は専門的な知識が必要で、購入する前にメンテナンス業者を決めておくくらいの準備が必要。     

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